竹林整備

地域の要望をくみ上げてビジョンを共有し、ていねいな作業で里山の未来を実現していきます。

放置竹林と聞いて、何を思い出すでしょうか。 地域の厄介もの。裏の竹藪をどうにかしなければと思いつつそのまま。 そんな言葉で語られることが多いかと思います。 竹は地下茎によって繁茂していきます。 確かな知識と継続的な整備でなければ制御が難しい植物です。 特に斜面の竹林は「棚」と呼ばれる手法で土留めをする必要があります。 また、筍の季節のあとに生えてくる「幼竹」を刈ることもポイントとなります。 私たちは確かなノウハウで竹林整備を行います。

事業01

竹林と向きあい、適切な作業を行います。

竹資源活用

竹を里山資源として見なし、商品化コンテンツ化を進めていきます。

竹はかつて有効的に使われていました。カゴやザルなどの日用品。住宅の土壁の基礎として。筍は良い値で流通していました。その後の生活様式の変化と、中国からの安価な輸入筍により、竹林から生まれる製品が激減したのです。私たちは改めて竹の付加価値を見出し、多くの方に活用していただける製品を開発していきます。

メンマ商品「いなちく」

土の中に生えている筍(孟宗竹)は旬の食材として価値がありますが、地表に出て伸びてしまったものは硬くて食べられないというのが常識でした。しかし、2mくらいまで伸びたものを刈り取って節部分を取り除くと、いわゆるメンマとして加工できる食材になります。誰も見向きもしなかったものに着目したのは、九州の糸島で竹林整備を行っていた方でした。その方法を飯田市で受け継ぎ、天竜川鵞流峡復活プロジェクトにて商品化したものが「いなちく」です。今後は整備エリア拡大と共に収量を増やし、できるだけ多くの方々のお手元に届くようにしていきます。

竹炭

竹炭の効能については徐々に知られるようになってきました。切り出した竹を片付けるためには炭化させるかチップ化させるかになります。これらは土壌改良材として農業分野に大変人気があります。土の健全化のために使っていただけるよう商品化していきます。

事業02

素材、食材としての竹に魅力を見出し、訴求していきます。

環境教育

竹林に集いつつ、伊那谷の地でダイナミックな自然循環を体感する教育に関わります。

天竜川鵞流峡復活プロジェクトでは、地元小学校との社会教育や竹林整備講習会などを通じて様々な環境教育を実行してきました。その活動を基礎として、いなだに竹Linksでも竹林を通して見えてくる自然環境や地域経済を学べるコンテンツを創出していきます。

【地元小学校との連携】 天竜川鵞流峡復活プロジェクトHP内、竜丘小学校6年生が作成したページです。(外部リンク)

【大学生ボランティアとの連携】 大学生ボランティア団体「IVUSA」による南信州における活動記録です。(外部リンク)

事業03

竹林から見えてくる自然環境の大切さを、多くの方々に伝えていきます。